花粉症、風邪をひきやすいのが治った(MFさん)

2009年9月17日


基礎科前期を終えて

 

岡田先生との出会いは、今年一番のラッキーだったと思います。去年の5月にアメリカから日本に帰国し、新しい生活を始めました。慣れない環境や仕事のせいか、今年の1〜3月にかけて、微熱とだるさを伴う風邪のような症状が続いていました。その最中に、何気なく本屋さんで見つけたのが、「ハッピーマクロビオティック」です。体験談を読むうちに、食べ物でこんなに変わるの??と驚き、アレルギー持ちの私にはぴったりかもしれないと受講することにしました。

 

以下、教室に通う前・後の食事と体の症状を比較しながら書いてみようと思います。

 

<教室に通う前の食事>

朝:シリアルに豆乳をかけたもの。りんごなどのフルーツ。

昼:サンドイッチかベーグル。時々、生野菜のサラダや麺類。

夜:パスタ、オリーブや乳製品。生野菜のサラダ。ビールやワイン等。
  週に2回ほど、肉や魚をグリルしたもの。

おやつ:仕事の休憩に、マフィンやクッキー、チョコレート。

    コーヒーを1日2〜3杯。

 

海外に住んでいたため、日本食を食べるのは月に一回あるかないかの生活でした。日本に戻って来てからも、お米(白米)を食べるのは夕食のみでした。

 

<教室に通う前の体の症状>

体がだるく、すぐに風邪を引く。手足が冷たくお風呂に入っても暖まらない。

花粉症が激しく、集中できない。疲れやすい。子宮内膜症の手術した所が痛む。生理不順(35日〜40日周期)。

 

<1ヶ月目:4月の食事>

朝:胚芽米を半杯とみそ汁。

昼:胚芽米のおにぎり。かぼちゃ•さつま芋の煮物やけんちん汁、きんぴら等。

夜:胚芽米、みそ汁、ぬかづけ(大根•人参)、納豆におかずを一品か二品。

おやつ:胚芽米のおにぎり、パン(菓子パン含む)玄米せんべい等。

 

本を参考にしながら、肉•魚は全て省きました。ただこの頃は、砂糖やかつおだしの味がないのが物足りなく、続けていけるのかしらと不安になっていました。おやつに関しては、「まぁ、よしとする」という感じで好きな物を食べていました。

 

<1ヶ月目の体の変化>

1ヶ月目は花粉症の時期と重なり、鼻水が止まらず、目も痒い日々が続きつらかったです。また、急に甘いものが食べたくなってポッキーを一袋食べたり、38度くらいの熱が出たり、みみずばれのような湿疹が全身に出たりと散々でしたが、「とにかく治りたい、元気にないたい」と決めていたので必死でした。

 

この時期、先生に「砂糖と果物を三週間やめてみること」と「食事と大きな便り•小さな便りの記録をノートにつけること」というアドバイスを頂きました。砂糖と果物をやめるのは大変でしたが、一週間だけがんばってみようと始めると二週間目の途中から色んな匂いを感じるようになりました。また、食事や大小の便りを記録することによって、自分の体と気持ちの変化に注意がいくようになりました。

 

<3ヶ月目:7月の食事>

朝:梅生番茶•みそ汁•薬草茶•しょうが紅茶(その時飲みたいもの)

昼:玄米(黒豆•小豆•はと麦入り)おにぎりと汁もの

  おかず(前夜の残り物等)

夜:玄米ご飯(黒豆•小豆•はと麦入り)、みそ汁、ぬかづけ、納豆、

  野菜の煮物や炒め物。

おやつ:玄米のおにぎり、シンプルクッキー、くるみとほしぶどうのパン(ホームベーカリーで作り、ごま油と玄米水飴使用)、砂糖なしのシリアル

 

<3ヶ月目の体の変化>

朝、固形物を取らないようにすることに慣れてきて、玄米ご飯もおいしく炊けるようになってきました。鼻水が完全に止まり、鼻で呼吸ができるようになりました。一番の変化は、朝すっきりと起きられるようになり、体から不安感や緊張感がぬけていったことです。膝裏のかゆみと胸の周りの赤い湿疹は8月半ばまで続きました。

 

<6ヶ月目:9月の食事>

朝:梅生番茶•薬草茶•みそ汁のどれか

昼: 玄米(黒豆•小豆•はと麦入り)おにぎりと汁もの

  おかず(前夜の残り物等)

夜:玄米ご飯(黒豆•小豆•はと麦入り)、みそ汁、ぬかづけ、納豆、

  野菜の煮物や炒め物。食後に時々おやつ(アイスクリーム等)

おやつ: 玄米(黒豆•小豆•はと麦入り)おにぎり、ピーナツせんべい、

    小豆が入っている和菓子

 

<6ヶ月目の体の変化>

体の中からパワーが出て来て、毎日元気に過ごせるようになってきました。仕事が忙しく睡眠不足になっても、「少し食事の量を減らして乗り切ろう」と考えたり、「いざとなれば、玄米クリームを作れば大丈夫」と思えるようになり少しずつですが体に対する自信が出てきました。体の変化ももちろんですが、気持ちの変化が大きいように感じます。

 

この教室で学べて大きかったことは、包丁の持ち方、水の使い方、野菜の洗い方、切り方等を通して、意識して丁寧にものを扱うことを覚えたことです。これは、仕事をしていく上でも、段取りを考えてから目の前のことを一つずつ一生懸命にこなしていくことにつながる気がしています。

 

また、先生がよく「ほどほどに」、「(もし食生活がみだれても)戻ってくる場所があると安心できるでしょ」「周りに気を使えるようになると、病気に気がいかなくなる」とおっしゃっていた言葉が印象的で、何かある度に思い出しています。

 

実際、仕事の飲み会や外食が続くことがあり、最初はどうしようかと困っていましたが、「その日は楽しんで、他で取り戻せばいっか」と考えを切り替えて、ゆるやかに続けてきたことがよかったのかなと思います。

 

先生に感謝、話題を共有できる教室の皆さんに感謝、そして一緒に協力してくれている母にも感謝しています。

 

後期も“続けること”を第一に取り組んでいきたいと思います。母も教室に通い始めるので、ふたりでああだこうだ言いながら料理できるのも楽しみです。母娘共々よろしくお願い致します。

 


 恭子から一言
 この方の、教室にいらっしゃる前の食事は、今の健康志向の人の食事に似通っていると思いませんか?
若い女性に多い食事だと思います。

それを、コメ、そして、玄米中心に変えたことで、だるいのも取れてきました。

私の虚弱体質も、こんな感じで、体に対する自信が出てきました。

秋からは、この方のお母様も、学び始めてくださっています。

家族で、同じ食事を学べるというのは、仕合せな家族で、恵まれていると思います。
心優しい家族です。

その後、次の春、花粉症は出ませんでした。